34-20690

商品番号 34-20690

通販レコード→英ワイドバンド MADE IN ENGLAND ED2盤

初期バロックの聖歌から民謡調のクリスマス歌曲まで ― 巨匠アルトゥーロ・トスカニーニが〝天使の歌声〟と評したことでも知られる清澄な歌声で、日本でも絶大な人気を誇るウィーン少年合唱団によるクリスマス聖歌集。ヨーロッパではクリスマスの時期になると、街のいたるところから歌が聞こえてきます。音楽作家のマリウス・シュナイダーは、かつてこのシーズンを「神は歌を渇望している」と評したほどに、ヨーロッパにおけるクリスマスと「合唱音楽」は強く結びついています。世界最古の創設であり、また世界で最も人気のある少年合唱団といえば「ウィーン少年合唱団」に他なりません。1498年に神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世によって創設されたこの合唱団、団員数は100人ほどで、彼らは4つのグループに分けられ、オーケストラと共演したり、世界中を演奏旅行したりと大忙しの毎日を送っています。彼らが醸し出すハーモニーはまさに天上の響きそのもの。長い歴史の中で熟成されてきた世界各国に伝わるメロディを、繊細な感性によって紡ぎだし、聞き手にまっすぐ届けてくれています。魅惑的であり、表情豊かであり、そして力強さも備えたクリスマスのための音楽集。ヨーロッパにおける伝統のクリスマス音楽は、本当に膨大なレパートリーを有しています。キリスト教の祭りであり、自然宗教的な伝統的慣習として受け継がれてきたこの行事のための音楽は、教会音楽と民謡の要素、どちらをも併せ持ち、そこに境界線を引くことは難しいものです。いくつものクリスマス・アルバムをリリースしてきたウィーン少年合唱団。ここでは伝統的な曲「エサイの根より」に始まる、初期バロックの聖歌から民謡調のクリスマス歌曲まで、心温まる静かな合唱曲が選ばれています。シュッツやプレトリウスの厳粛な響きに圧倒される一方で、グルーバーの民謡の響き色濃いクリスマス歌曲の暖かな響きにほっと一息つく ― イエスの誕生を祝う喜びと、大いなる愛に満ちた素晴らしい音楽があふれています。ウィーンのクリスマスの一夜を思わせる、ウィーン少年合唱団の本領発揮の選曲ともいえましょう。疲れた心にも、ほんの少しの安らぎを。1600年頃のドイツ最大の作曲家のひとり、ミヒャエル・プレトリウス(c1571~1621)は、ルター派教会のために1000曲以上のコラールを書き、プロテスタントの賛美歌の発展に寄与したことでも知られています。プレトリウス一族の中で最も名の知られた彼はプロテスタントのカントライ伝統の中に身を置き、彼自身はイタリアへは留学はしませんでしたが、ドレスデンのザクセン宮廷に使え、当時流行のヴェネツィア楽派によるイタリア音楽を演奏し、その書法をドイツへ移植しました。また同時代の音楽についての素晴らしい論文を残しています。彼は当時「最も多作な作曲家」として知られ、同世代のドイツ、イタリアの作曲家たちに影響を与え、また自身もそれらの音楽様式を取り入れています。ほとんどが教会のための音楽であり、多重合唱群の使用や、定旋律やホモフォニックとポリフォニックを組み合わせる工夫には、その後のバロックへの特質がすでに見受けられます。彼の最も有名な作品に「エサイの根より」(Es ist ein Ros'entsprungenまたはRosa Mystica)がありますが、同様に彼の合唱作品はシンプルで美しさが際立ったものです。この曲は今では、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間(アドベント)に歌われますが、本来は、ドイツのライン地方に伝わるカロルで、1599年に、最初に出版された、カトリックで聖母マリアを讃える歌でした。1609年にミヒャエル・プレトリウスは、自分で編纂した『Musae Sioniae』にこの曲を収録した時ドイツ語の始めの2節だけを採用して、さらに第2節の強調点をマリアから幼児イエスに置き換えた。その後19世紀以降、プロテスタントの歌集に収録されるようになって、英米にも伝わり広く世界的なアドベントの歌 ― カトリック聖歌集124番「ゆうやみせまる」として、讃美歌96番「エサイの根より」として。 ― になって現在に至っています。ウィーン少年合唱団のレコードでは、《一輪のばらが咲いて》と題されています。二つの合唱がこだまのように呼応するように歌い出していく、《喜びのうちに(In Dulci Jubilo)》は、ルネサンスらしく華やかな雰囲気を醸し出しており、クリスマスが来ることを喜んでいる感じである。ここで、「聖歌」と「讃美歌」を使い分けましたが、英語では「Hymn」とするキリスト教で歌われる宗教歌を、日本では「聖歌」と「讃美歌」に呼称が分かれる。この呼称の違いは、教派やグループによる違いです。「聖歌」と呼ぶ主な教派やグループは、東方教会(正教会・東方諸教会)、カトリック教会、聖公会、プロテスタント諸派の中の日本福音連盟など。「讃美歌」と呼ぶのは、プロテスタント諸派の中の日本基督教団などである。合唱団のことは「聖歌隊」と呼び、教会で歌うことを許された少年合唱隊に限られています。主導者を置かないプロテスタント系の宗派では、呼ばない。
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Vienna Boys Choir ‎– Christmas Songs
  • Side-A
    1. Es Ist Ein Ros' Entsprungen,一輪のばらが咲いて(エサイの根より) Written-By – Praetorius
    2. In Dulci Jubilo,喜びのうちに Written-By – Praetorius
    3. Joseph, Lieber Joseph Mein,ヨゼフよ、私の愛しいヨゼフよ Written-By – Bodenschatz
    4. Susani,お休みなさい、すやすやと Arranged By – Breuer, Written-By – Trad.
    5. Lauft, Ihr Hirten, Allzugleich,走れ、羊飼いたちよ、一息に MH 217 Written-By – Michael Haydn
  • Side-B
    1. Stille Nacht, Heilige Nacht,きよしこの夜 Written-By – Gruber, Mohr
    2. Stacherl, sollst g'schwind aufstehn, Arranged By – Grossman, Written-By – Trad.
    3. Es Hat Sich Halt Eröffnet,天国の門開き Arranged By – Wawak, Written-By – Trad.
    4. Still, Still, Still,静かに、静かに、赤ちゃんが眠るよ Arranged By – Breuer, Written-By – Trad.
    5. Kommts Her, Ihr Hirten Allzusamm,来たれ、汝ら羊飼いたち Written-By – Trad.
    6. Es Wird Scho Glei Dumpa,夕やみせまりて Arranged By – Breuer, Written-By – Trad.
    7. Ihr Kinderlein Kommet,さあ、来なさい、小さな子供たち Arranged By – Schmid, Breuer, Written-By – Schulz
    8. O Du Fröhliche,いざ歌え、いざ祝え Arranged By – Breuer, Written-By – Trad.
  • Record Karte
  • Conductor – Professor Hans Gillesberger. 1967年録音。
  • GB DEC SKL4891 ウィーン少年合唱団 クリスマスソング集
  • GB DEC SKL4891 ウィーン少年合唱団 クリスマスソング集