34-16881
通販レコード→ロイヤル・ブルー金文字盤

GB COLUMBIA CX1793 オットー・クレンペラー マーラー・交響曲4番

クレンペラー76歳の達観した心境で描き出された、大らかで深い安らぎに満ちた広大な彼岸の空間。それまでの自己をかなぐり捨てたような演奏で、クレンペラーが実際に教えを受けていたマーラーのイメージがそのまま伝わってくるような印象があります。遅いテンポで音符を一つ一つ噛みしめるような演奏に、夕映えに火照るかのようなシュヴァルツコップの歌唱が融けこんでいる。それがまた見事。彼岸から呼びかけているのはクレンペラーなのか、シュヴァルツコップか。まるで、夢を見させられているかのよう。わざとらしくなく、スコアからこういう音・響き・流れを引き出すクレンペラーは凄い指揮者だ。オーケストラの配置が第一ヴァイオリンと第ニヴァイオリンが指揮者の左右に配置される両翼配置とか対抗配置とか言う、古いスタイルで、左右に分かれた第一、第二ヴァイオリンのかけあいや中央左手奥に配置されたコントラバスの弾みのある低音が極めて効果的に働いていて、包み込まれるような感覚はステレオ録音で聴く場合には、この配置の方が好ましいような気はする。本盤はモノラル盤で、この時代はモノテイクとステレオテイクが同時進行していました。モノはダグラス・ラター、ステレオはクリストファー・パーカーと違うプロデューサーが其々録音を担当していました。
GB COL CX1793 オットー・クレンペラー マーラー・交響曲…
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