34-19653
通販レコード→ダーク・ブルー金文字盤

GB COLUMBIA CX1391/2 ヘルベルト・フォン・カラヤン ベートーヴェン・交響曲9番「合唱付き」/交響曲8番

《2014年に初めてステレオ録音で登場した初期録音の金字塔。》カラヤンのベートーヴェンの交響曲を推薦するなら私としては、1950年代のフィルハーモニア管弦楽団と、1962年のベルリン・フィルハーモニーとの最初の全曲録音を聴いて貰いたい。ベルリン・フィルハーモニーの録音もベルリン・フィルハーモニーに移って録音された1975年のレコードが精密度が高く最高ですが、フィルハーモニア管弦楽団の演奏は実に若々しく生き生きとした演奏です。この全集は当初、8番のみステレオ録音でした。第9番「合唱」もステレオ録音されていたことがわかり、ワーナーから全集の中の1枚として2014年に初登場しました。特に変幻自在のテンポの変化を見せる第2楽章は出色。第4楽章で所々に後のカラヤンに見られるテヌートの多用が聴かれる、若き日のカラヤンの良さが出た名演です。言い方はおかしいでしょうが、カラヤンはSPレコードで発売された、最初からカラヤンだったのです。世界初のステレオ録音の《合唱》に成るべく製作されたのでしょうか、ワーナー盤には録音時のセッションシートが掲載されていますが、モノーラルセッションとステレオセッションでマイクの配置が違います。合唱の録音に苦心がされたのでしょう。推進力溢れる第4楽章は独唱者が素晴らしく、テノールのヘフリガーがマーチ部分で快適なテンポに乗って、素晴らしい歌唱を聴かせます。綿密にリハーサルを重ねたのでしょう、合唱も精密です。しかし、オーケストラと独唱者、合唱のタイミングにズレを感じます。カラヤンらしからぬ点ですが、マイクセッティングが原因でしょうか。本盤はボックス入りではなくて、バラの2枚セット。2枚目の表が《合唱》の終楽章で、裏が《交響曲第8番》です。
GB COL CX1391/2 ヘルベルト・フォン・カラヤン ベート…
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