34-12561

商品番号 34-12561

通販レコード→仏グリーン・アンド・ホワイト黒文字盤 DIGITAL STEREO

コーラスの出来が独特の素晴らしさで、これを聴けば例外なく感動があります。 ― クリスマス・オラトリオは、幼時に初めて聴いたヨハン・ゼバスティアン・バッハの音楽です。幼時のクラシック音楽体験で母の子守歌以後で、原点になる記憶はバッハか、チャイコフスキーの「眠れる森の美女」かとおりある毎に振り返ってきましたが、平成最後になる日曜日の天皇誕生日に放送された、『天皇 運命の物語 第1話 敗戦国の皇太子』 ― わたくしの幼いころの記憶は、3歳の時で、昭和12年でした。そして昭和20年まで、戦争は続きました。従って、わたくしは戦争のない時を知らないで育ちました。(天皇陛下・平成11年のお言葉)も感慨深かったですが ― に先駆けて土曜日にもNHKで天皇誕生日を前にしての天皇陛下のインタビューが取り上げられて、番組内で使われていた音楽で発見したことでした。わたしが通っていたのがミッション系の幼稚園だったので、近所の教会のクリスマス会でキリストの誕生の芝居ででも聴かせてもらって印象に残っていたのかもしれません。この曲は聖書の記述部分を朗唱するエヴァンゲリスト、福音史家の進行で歌い描かれるクリスマスと降誕節の6日分のカンタータ集です。本盤は3枚組、LPレコード片面が一日分としてクリスマスの日から、教会では6日間に分けて聴かれる音楽です。長じて、古楽器に興味を強く抱いた時期に聴いたトン・コープマンのエラート盤、ジョン・エリオット・ガーディナーのアルヒーフ盤の古楽器或はそのレプリカを使った古楽器奏法を採った録音と違い、スイスのカジノでデジタル録音されたモダン楽器演奏です。ミシェル・コルボのクリスマス・オラトリオで目立つ特徴は通奏低音で、ここではチェロ、コントラバス、ファゴットとオルガンという編成により慎ましくて霊感溢れるものです。モダン楽器の金管が甲高く響いているので、オルガンとの相性が好印象。コーラスが独特の素晴らしさで、これを聴けば例外なく感動があります。心が洗われると言うは手前味噌的ながら、日常の鬱屈が暫時吹き消される心地です。
フランスのエラート・レーベルが最初に日本で紹介された時は、日本コロムビアからの発売だった。フランスに数多く残るバロック音楽ゆかりの宮殿での演奏会を再現した、空想音楽会のシリーズは忘れられない。その後、1970年代半ば、エラートの日本での発売権は RVC に移るが、移った当初は日本コロムビアのような輝きのあるエラートの音が作れず、エンジニアが苦労したと言われている。さらに、1990年代エラートはワーナー・ミュージック・グループの傘下となるが、ワーナー・ミュージック・グループでは1970年代初期音源のCD化にあたってはレコード時代の音質を復活させようとしてマスタリングを当時エラートを担当した日本コロムビアに依頼したという経緯がある。東京赤坂に当時「東洋一」と謳われた日本コロムビアの録音スタジオが完成したのは1965年。この録音スタジオとカッティング室が同一ビル内にあることから、1969年にはテープ録音機を介さず、録音スタジオとカッティング室を直結して、ミキシングされた音を直接ラッカー盤に刻み込むダイレクト・カッティングのLPを発売して音の良さで話題となった。奇しくも同時期に米国シェフィールド・ラボから発売された同じダイレクト・カッティングのLPが輸入盤として注目されていただけに、NHKの放送スタジオのレコードプレーヤーが同社製であることと日本コロムビアはレコード・ファンの好評を定めた。日本コロムビア録音部ではダイレクト・カッティングを経て、1972年のPCM録音機の導入以降、録音機の小型化、高性能化と並行して、様々なデジタル周辺機器の開発へ進む。その後、1981年にはハードディスクを用いたデジタル編集機の登場。そして、86年、日本から始まったCD化の波は世界中に波及し、CD工場を持たない国内外のレコード会社はこぞって日本にマスターテープを送り、CD生産を依頼してきた。しかし、会社経営母体が日立からリップルウッドに移り、スタジオの廃止は逃れられなかった。
エラート(Erato Disques, S.A.)は古楽録音で大きな実績をもつ最古参レーベルです。レーベル名はギリシャ神話に登場する文芸の女神・エラトーからとられている。独立系レーベルとして1953年にフランスで設立された。芸術責任者のミシェル・ガルサンの下、フランスのアーティストを起用した趣味性の高いLPを数多く制作し、クラシック音楽を中核とし、とりわけフランス系の作品や演奏家の紹介に努めてきた。その中心的なレパートリーはバッハ以前の古楽だった。日本ではバロック音楽すべてが含まれる場合もありますが「古楽」は、古典派音楽よりも古い時代の音楽=中世、ルネッサンス、ごく初期のバロック音楽の総称です。作曲された時代の楽器、演奏方法は、時代を経るにつれ変遷を遂げてきています。近年の「古楽」ジャンルの録音は、19世紀から20世紀にかけて確立されたクラシック音楽の演奏様式ではなく、現代の楽器とは異なる当時の楽器で、音楽史研究に基づいて、作曲当時の演奏様式に則った演奏によっています。但し、オリジナル楽器録音への取り組みはやや遅く、本格化するのはフランス系以外の奏者を積極的に起用するようになった1980年代以降。中心を担ったのはトン・コープマン、ジョン・エリオット・ガーディナー、スコット・ロスといった、グスタフ・レオンハルトたちよりも一世代後、かつフランス人以外の演奏家たちである。
バッハ:クリスマス・オラトリオ【SHM-CD仕様】
コルボ(ミシェル)
ワーナーミュージック・ジャパン
2009-04-22

ミシェル・コルボ指揮、ローザンヌ声楽アンサンブル、ローザンヌ室内管弦楽団、バルバラ・シュリック(ソプラノ)、キャロライン・ワトキンソン(アルト)、エヴァンゲリスト:クルト・エクウィルツ(テノール)、ミシェル・ブロダール(バス)、ファビエンウ・ヴィレダ(ソプラノ:エコー)。1984年1月スイス、カジノ・ドゥ・ヴヴェイでの録音。3枚組、解説書付き。
FR ERATO  NUM751373 ミシェル・コルボ バッハ・ク…
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