34-19771
通販レコード→初期チューリップ、赤ステ盤[オリジナル]

DE DGG SLPM138 818/19 ヴァーツラフ・スメターチェク ドヴォルザーク・スターバト・マーテル

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商品名DE DGG SLPM138 818/19 ヴァーツラフ・スメターチェク ドヴォルザーク・スターバト・マーテル

言いたいこと、きっと山ほどあるけど神様しか知らないまま、今日は贈ろう〜数ある同曲の名盤の中でも最も演奏時間の長い部類に属するものながら、スメターチェクの雄渾な指揮ぶりとチェコ・フィル迫真の熱演から、かねて決定盤に数えられている名盤。》悲しみの聖母(スターバト・マーテル)は音楽史上、最もなメロディーメーカー、ドヴォルザークの評判に間違いのない美しい宗教合唱音楽です。この曲は沈痛な空気で始まり、懸命に苦しみを飲みこもうとしているかのように進んで行きます。しかし最後の第10曲目の末尾、アーメンを何度も繰り返すところに至っては、まるでヘンデルのメサイア、アーメン・コーラスのように高らかに歌い上げます。「 肉体は死して朽ち果てるとも 魂は天国の栄光に 浴すことを得さしめたまえ アーメン 」作曲者自身が三人の子供たちを続けて失ったことを、納得できず何故こんなことがふりかかるのか分からないけれど、分からないまま全部神様に丸投げして悲しみを克服したかのような、高らかな凱旋の歌のようです。ドヴォルザークは、1875年9月に長女が急死した後に作曲に取り掛かり、1877年11月13日に完成させました。この間にも長男(1877年9月)、そして次女(1877年10月)も続け様に亡くなっています。ドヴォルザークは悲しみと苦しみのただ中にあって「スターバト・マーテル」を作りあげました。ちょうど作品の歌詞そのものの心境だったと想像できる。幼くして亡くなった子どもたち3人には、いろいろな音楽を聴かせたかったでしょう。バロック、ヴェルディ、カルメン…と古い昔の音楽から、ヨーロッパ各国の旅情をつづれ織りつつも、若きドヴォルザークの祈りと歌に満ちています。スメターチェクの演奏は、悲しさと慟哭、そして祈りと歌に満ちた音楽の、真摯でひたむきな演奏。極めてゆっくりとした足取りで克明に表情づけをし、しかも緊張をとぎらせることがない。それに対しオーケストラ、合唱、独唱陣も熱演で答えています。緊張感のある表現を優秀に録音した特別な音場感に包まれる、このコクのある演奏に表面的な美しさだけではない何かを感じ、“虜”になり fm-woodstock.com で通販サイトを更新していた時には大切に聴いていたレコードです。1961年12月、プラハ、「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホール優秀録音、名演、名盤。
DE DGG SLPM138 818/19 ヴァーツラフ・スメターチ…
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